【関】「親戚の頼みは無視して、全く関係のない他人に援助かよ」

私の親戚に、事業をやっていて不動産ももっててそこからの所得もそれなりにある、お金持ちのＡさんという人がいる。
Ａさんは地道に叩きあげてきた人で、質実剛健というか、お金持ちなんだけど地味に生活している。
さらに親戚の母子家庭とか苦学生とか困った人ににいろんな形の援助（お金だけでなく、住まいを提供するとか、仕事を紹介するとか、奨学金の保証人になるとか）をやっているし、とにかく面倒見がいい。
親戚の中のほとんどの人はＡさんに感謝している。
最近その実例を見た。




親戚の別のＢという人は、もともと頭はいいのかそれなりの大学に進学したはいいが、在学中に遊びを覚えて身を持ち崩した人。
大学は何とか卒業してとりあえずそれなりの会社に入ったはいいが、続かない。
さらに飲む・打つ・買うが大好き。
Ｂは一応結婚もしているけど、類は友…でその奥さんも働くでもなく、親戚の援助にぶら下がろうとしている（誰も援助はしていない）。
ＢはなにかとＡさんに集ろうとしているけど、Ａさんと接触できないように周りが押さえていた。

ある時、Ｂが何度目かの会社に入社する時に保証人が必要となった。
Ｂは見栄もあってＡさんに保証人を依頼したが、Ａさんはすげなく断った。
Ｂには当時両親（隠居）・公務員その他会社勤めの兄弟もいたので、Ａさんとしては
ということだった。
実際筋違いだと思うし、うがった見方をすればＢと関わりたくなかったのだと思う。
ＡさんとＢの関係はＢから見たら大叔父とかはとこというぐらいの遠い関係。

その数年後となる最近、Ａさんが “とある家庭に金銭的援助をしている” というのがＢに知れた。
Ａさんの仕事仲間のＸ氏のお嬢さんはある夢をかなえるため、一家で応援していた。
Ｘさんはそれなり稼ぐ人だが、たまたまタイミングが悪く資金が足りなくなったことがあり、Ｘさんはそれこそ自宅を売ってでも娘の夢をかなえようとしていた。
そこでＡさんがまとまったお金を援助したらしい。
（例えれプロゴルファーとかバレエとか、夢をかなえるのにそれなりにお金が必要な分野を想像してください。）
Ａさんの援助もあってＸ氏のお嬢さんは活動を続けることが出来、近頃やっと稼げるようになってメディアにも取り上げられた。
その流れでＡさんが援助したことが美談として取り上げられたのが原因。

お盆で親戚が集まったときに、酔っぱらったＢが
と文句を垂れ流していた。
と聞くに堪えないことをわめいた。

Ａさんでなくても、困っている人にはできれば手を差し伸べるけど、努力しない人に無闇に援助はしたくないよ。
天は自ら助くる者を助くってことわざがあるじゃない。