【差】『うちの娘にできない筈がない！』

なんていうか「居心地のいい空間」を作る才能ってあるんだと思う。
清潔な部屋とおいしい料理とか、会話のテンポが丁度いいとか色んな要素があって、そういうのが抜群にうまい人。
同僚Ａさんの娘さんが、まさにそういう人らしい。
本人曰く「凝ったものは作れない」けど、栄養バランスのいい美味しい料理が得意で、共働きのＡ夫妻のお弁当はＡ娘さんが作ってるんだとか。




だからＡさんが日頃のお礼も兼ねてバースデープレゼントは奮発しようとしたら、
と言われたんだそうだ。
と聞いても、本当に
んだと。
強いて言えば、Ａ娘さんの友人や彼氏がＡ娘さんの料理が好きだから、材料費だけで作ってあげる許可くらい。
もちろんＡ夫妻は快諾。
とか喜ばれたそうだ。
念のため言っておくけど、Ａ夫妻は娘さんに家事を強要してはいない、あくまでも本人が自発的に好きでやっていること。


神経わからんのは、それを聞いてたＢ。
という超解釈のもと、娘さんに
と言ったらしい。

普通、高校生の女の子が調理器具なんてもらっても嬉しい訳がない。
当たり前に拒否されて、代わりにティーンに人気のブランド服をリクエストされたらしい。
それについてＢがもうカンカンに怒ってたけど、
全員に突っ込まれるまで気付けないのも、本気で神経わからん。
Ａ娘さんが特別なだけで、洋服を欲しがったＢ娘さんは普通に普通の女の子だぞって。
というのをＡ娘さんお手製のアップルパイ（お裾分け）を食べながら、ランチタイムに全員でＢにこんこんと言い聞かせた。

つかＡ夫妻がプレゼントした家電って数万円するんだけど、たかだか１万円もしない調理器具とかふざけてんのかな？