【ｱ/ｲｼﾞﾝ】自分の中にこんな力があったのか、これが所謂火事場の馬鹿力ってやつなのか

離婚した時の修羅場。

祖父から貰った２ＬＤＫのマンションを新居にすることに、旦那（元は省略）も納得してたはずだった。
築２０年と少し古かったけど、オートロックで管理人が常駐してて、東京駅まで乗り換えなしで１０分少々・駅近・スーパーもコンビニも近い、と立地としても抜群だったが、旦那は最初のうちは
って嫌がってた。
しかし
って提案したらやっぱり通勤に楽なのが魅力だったらしくて、
って言われ、新婚生活をスタートさせた。

私も旦那もガンガン稼いで２年で５００万ほどの貯金ができた。
旦那が高校の時から付き合ってた人で、一旦は別れたけど私と出会ったあとに再会して二股掛けられてた。
彼女の家庭の問題で、結婚はどうしても出来なかったらしい。
でも
んだそうだ。
だったらせめて正直にそう話して、離婚を切り出してくれたほうが良かった。
できれば結婚前に打ち明けてほしかった。

結婚２年目、『母が怪我した』って連絡があったので、
って言っておいた。
たまたまその日は旦那も出張だと言うので、その日の夜はふたりとも留守なはずだった。

ところが、その日は仕事でトラブルがあって遅くまで残業になってしまい、実家に『今日はいけそうにないから日を改める』と連絡して帰宅した。
旦那は出張だと思ってたから、なんの連絡もせず帰宅したわけだが、
と不思議に思いながらも、
音を立てないように鍵を開けて、静かにリビングに向かった。

テレビの音がしてるから
そう思った。
旦那より先に気付いた女の顔、今でも忘れない。
どんな美人でも、ああいう時ってあんなにマヌケな顔になるんだね。

それからはもう私の人生最大の修羅場。

自分の中にこんな力があったのか、これが所謂火事場の馬鹿力ってやつなのか、激高しながらもどこかで冷めたところがあって、そんなこと考えたのを覚えてる。

謝られたところで何の意味もない。
離婚を告げた。
とか
とか言ってたけど、
以外の言葉は発しなかった。
旦那は『離婚したくない』とかなり抵抗したけど、

そして離婚を回避できないと分かってからは、手の平を返すように
と言いだした。
って。

私は『ここで暮らしたい』と強制したことは一度もなかった。
そりゃあ『せっかくあるマンションなんだから有効に使いたい』とは思ったけど、あくまで旦那の気持ちを優先したはず。

たった２年の結婚生活だったけど、
相手の女にも慰謝料を請求するつもりだったけど、離婚調停が長引いている間に国に逃げられた。
おそらく追跡することも出来たんだろうが、疲れ果ててもうどうでも良かった。

私にとって一番つらかったのは、浮気そのものももちろんだけど、祖父から貰ったマンションでやられてしまったこと。
この部屋に居る限り思い出してしまう。
それが辛くて引越して賃貸にしたが、数年前に手放した。

>>632
祖父が糞男との縁を切ってくれたんだよ。
天国で
と回りに自慢してると思えばいい。