【嫁ｲﾋﾞﾘ】「誰でも初めはできませんよ、お手本をまず見せてください！」

若かりし頃の母の武勇伝、てか天然なのでチラ裏。


母の実家は裕福ではないが、
という考えで、母もきょうだい（おじ・おば）たちも全員４年制の大学を出してもらった。
母は他の大学との交流会で父と出会って結婚。

ここから伯母（父の姉）から聞いた話。
結婚して初めて、父と母が揃って父の実家を訪ねた時、それまでは “お客さん” だった母が “息子（私父）の嫁” になったわけで。
父方祖母（母から見てトメ）が
と母を台所に呼んだ。
同席していた伯母が
と腰を浮かすと、祖母は
と。




伯母によると、
祖母が子供の頃は、女性どころか庶民の子供は中卒で当然の時代だったから、
とは伯母の分析。

かくして母と二人きりになった祖母は渾身の嫌味を一発。
母、大きくうなずく。
祖母「まあ！あなたのお母様は、どんな育て方をしたの？」
（母は資格持ちで、今でもその仕事をしている）

祖母、絶句するも必死で立ち直る。
母、あっけらかんと
祖母「まずあなたが作ってみなさい」
陰で見張っていて、祖母が母をいびり始めたら阻止しようと思っていた伯母は笑いをこらえるのが大変だったそうだ。

その後も
を繰り返して、結局、祖母が一人で食事を作り、母は洗い物等のアシスタント業務に徹した。
そしてできた料理を母はバクバク平らげ、
伯母、笑いをこらえすぎてプルプル震える。

その後、祖父母は伯母の一家と同居して老後を過ごした。


母の名誉のために言っておくが、母はそもそも大雑把な性格で家事も雑だが、要領が良いので何を作っても普通においしい。