【返】「あいつおかしんじゃね」

いじめ（自業自得か因果応報？）で不登校になった同級生がいた。

いじめの原因は、その子が “自分の親が借金を踏み倒していること” を自慢したため。


市内のある店が、店主が急死したため、閉店となった。
その店主が上で言った子の親に金を貸していたが、なかなか返してもらえなかった。
店主の遺族がその子の親に『返すように』と尋ねても断られる始末。
結局、遺族の方は悲観して奥さんの実家に帰った。




その店主は生前、あるスポーツの指導員をしていた。
地元の小中高と指導に行っていたんだ。
店主本人は、現役の頃は大した成績を残せなかったが、指導者としては一流だった。
教え子には国体選手やＩＨ選手・全中選手で活躍する子がいた。
社会人になってもその店主を慕う人は多くいて、そんな人の借金を踏み倒したとあっては反感を持つ人が少なからずいた。

そんな中で、その子が
という話をした。

それで
と人が離れていき始めた。
そのスポーツの繋がりで、その子の親が実際に借金を踏み倒したのだとわかり、
親の方も勤める会社で何かしらの不評を買ったらしく、
再就職もこっちでは難しかったようで、
その子のことを
と笑う人もクラスで何人かいた。