【傲】「今頃どうしてるのかね」

うちの旦那はリーマンショックの時に勤務先の建設会社が倒産し、無職になった。

当時、私が第一子を妊娠して仕事辞めたところで、
とお先真っ暗になったけど、旦那親が義実家近所の空き家を安く借りる手配をしてくれて、引っ越しも義実家の人たちでお金かけないように協力してくれて、家賃が５万円浮いただけでもすごく助かった。

旦那は就職活動しつつ、義実家の近所の農家でアルバイト。
私もそこで座って出来る野菜の袋詰め作業をして、働けるだけ働いた。
本当はいけないことけど、雇用してることがバレないように農家さんが給料はポケットマネーで現金払いしてくれたし、妊婦は沢山食べなきゃと食糧を沢山くれて涙が出るほどありがたかった。
就活で突然休んでも許してくれるし、契約社員だけど仕事が決まればお祝いくれるし、本当にあの頃の私たち夫婦は周囲の善意に救われてきた。
旦那は苦労したけど全然畑違いの業種でアルバイトから契約社員、正社員と昇格。
私も短時間パートから数年かけて正社員になって、義実家に子育て手伝って貰いながらどうにか安定して暮らしている。
今でも義実家やご近所さんたちにはすごく感謝してる。

でも、出産後にお祝いに来てくれた友人達にその話をしたら、Ａからなぜか上から目線で
と言われた。
田舎の中小企業で事務員してた私が、リーマンショックが起こること、それで建設業界の受注が激減して旦那の勤務先が倒産するところまで予測して結婚相手や子供作る時期を選ばなかったこと、そもそも私が新卒の時点で一生働ける会社を選ばなかったこと、
とＡは言う。

私も他の友人達もぽかーんとしてるのに、さらにＡはドヤ顔で
と語りだして、
と窘められても聞かなかった。

当時のＡは芸術系の学校を出て、普通の会社員しながら芸術の勉強も続けて、結婚後は自宅で教室を開いて扶養の範囲内で芸術活動をしていた。
旦那さんは芸術活動に理解があって協力や応援を惜しまない人で、
という自信がＡの言動には溢れてた。

その時に同席していたＢが、
と語っていたのを、

当時のＡは、Ｂの話を鼻で笑ってた。
私はそれきりＡと最低限しか関わらないようにしてたけど、その後もＡは教室が上手くいくにつれてどんどん上から目線が強くなっていって、我が家のように不測の事態で大変な目にあった人に
と言って怒らせたという話は聞いてた。

だから最近、色んな人が
と話題にする。
正直、私もあれだけ一方的に『先を見越してない』と言われたの根に持ってて、Ａに対して
という気持ちは口に出さないだけでものすごく持ってる。
家が近ければ昔のＡＡの『ねえ今どんな気持ち？』をリアルでしに行きたいくらい。

案外Ａはたいしたダメージ受けずに暮らしてるかもしれないけど、今年、うちの旦那の勤務先はコロナで逆に忙しくなって賞与が例年より多かった。
Ｂが言ってたバームクーヘンの例そのもので、いつ誰が円の外側にやられて辛い目を見るかわからない。
だから他人の不幸を『なぜ予測出来なかった、対策してなかった』と他人が責めることはしちゃいけないし、
と最近よく考える。

>>819
Ｂさんのバームクーヘンに例えた話、素敵だと思いました。
人生何が起こるか分からないですよね。

>>819
バームクーヘン理論素敵！
私も今バームクーヘンの外側だからいろいろ悩んではいるのだけど、私の場合はどうあっても内側には行かれそうにないので常に外側にいる前提で何らかの対策なり保険を考えることにします。
ってことで転職に有利な資格取らねば、いくつもあるけどさ。
Ｂさんによろしく。

>>819
そのＡによく似た人を知ってる。

アパートや土地を沢山持ってる地主の息子と結婚して、
という自信に溢れてて、経済的に困窮してる人や離婚した人にかなり辛辣だった。
アパートも駐車場も借り手がほとんどつかなくなったのと、義親が亡くなってからの相続が相当もめたみたい。

自分も安定した仕事に就いたと思ってたけどコロナで状況は急変したから、バームクーヘンの例えはよくわかるよ。
安全な内側から一気に外側に押し出された感がある。