昔、友達（Ａ子）に売られた。

友達っていうか、たぶん向こうは最初っから利用する気で仲良くしてきたんだと思う。
私ぼっちだったし。

Ａ子に
って言われて、『頼られた』って嬉しくてノコノコと行った先の家で
って言われて部屋に案内されてから、
（後にＡ子の母親とその息子＝Ａ子の兄と知った。）

おばさん、
って。
その男性はハタチくらいだったらしいけど、その時はもっと老けて見えて
って言ったら、

びっくりしてボー然としてたら、
なんか叫んでたけど聞き取れなかった。
Ａ子兄はその間もボケーっとしてるだけ。

っておばさんとＡ子兄が出ていって、扉閉められて鍵かけられた。
私は怖くかったけど窓開けて屋根から雨樋伝って降りて逃げた（２階だった）。

ちなみに中１の時のこと。
小学校卒業と同時に親の離婚で引っ越してて田舎だったしなじめなくてぼっちだった。

そのまま泣きながら歩いてると農作業してた人らが私を見つけてくれ、駐在さん呼んでくれて大事になった。
最終的に事件やニュース沙汰にはならなかった（私ら家族もそれを望まなかった）けど、
詳しいことは父は教えてくれなかったけど、
と言ってくれた。

Ａ子とはもちろん疎遠になった。

Ａ子自身は都会の大学に行きたかったらしいけど、お金がなくて高校も普通科にはいけず、一度
って恨みがましい電話がかかってきたんで、
って言い返したらガチャ切りされた。

あれからＡ子の家庭でどういう事があったのか知らないし知りたくもないけど、なんも同情してない。

以上、具体的に復讐とかはしてないけど思い出したのでフェイク入れて書いた。

大学進学時に父も家を引き払って引っ越したから、Ａ子家がどうなってるのか知らないけど、就職後に偶然あった友人から、
って聞いた。
短かった友達期間に一度だけ、Ａ子から
って他愛もない夢を聞いたことを思い出した。

おばさんとＡ子兄については何も知らない。

なんか読み返したら肝心なこと抜けてる。
Ａ子が私を売ったのは、おばさんが
って言ったから。
流れた噂の中には『Ａ子兄の相手させられそうだったから』ってのもあったけど、父から聞いた話ともＡ子の恨み言とも合わないからそれはたぶん違う。
まあ私は噂で言及されてなかったから（Ａ子は巧みに私と仲良くすることを周囲に隠してた）、

噂上の被害者は小学生（なお私はちび）ということになってて、『（Ａ子兄）はヤバイ』ってことになってた。
ちなみにＡ子兄はＡ子母の溺愛のせいで無気力になってたそうで、別に障害とかもなんもなかったらしい。