大学時代の同級生A（女）は見た目に無頓着。一切化粧をせず、1000円カットですませていることをいつも自慢げに語っていた。

大学時代の同級生A（女）は見た目に無頓着。
真っ黒の癖っ毛で、中肉中背、しじみのような目、メガネ、ガタガタの歯。
一切化粧をせず、1000円カットですませていることをいつも自慢げに語っていた。
倹約家なんだなーとずっと思っていた。

しかし、先日大学の同級生で集まったときに、どうやらそうではないことが発覚した。
友人Bは誰が見てもスタイルが良くて、髪もサラサラでナチュラル美人。それを鼻にかける風でもなく、本当にモテる。
が、やはり悪い虫も寄ってくるようで、就職した先でひどいストーカー被害にあっていることを涙ながらに話していた。
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するとAが「私やBみたいな女ってさ～」と、相槌を打ち出した。
私達は聞き違いかとスルーしたが、やはり何度も言っている。
AとB以外は狐につまされたような顔をしていた。

あとから考えると、1000円カットや化粧をしないのは、「倹約家である」という自慢ではなく「素材がいい」という自慢だったのでは…という恐ろしい可能性に行き着いた。
Aが鏡を見るとき、そこにはいったい何が写っているのだろう…。