【骨】義兄嫁さんは私という個人を指さして言ったのが許せなかったらしい。

義実家からのことづけ物を義兄家に持っていった時のこと。

コロナなので上がらず玄関先でおいとまする予定で、義兄嫁さん（美人、おしとやか）に挨拶し、ことづけ物を上がり框に置いた。
そしたら義兄子（小学生男子、やんちゃ）がドタドタ走ってきて私を指さし
と叫んだ。
無表情で。




その場に崩れ落ちる義兄子。
わずか三秒くらいの間に起こった出来事だった。
びっくりしすぎて、アタフタ帰った。

その後、いろいろ判明したのが以下。
義兄子はやんちゃで外遊びが好きだけど、夏休みはコロナでどこも出かけられず、もてあました義兄が自分のスマホを渡して好きに見させてた。
あちこちネットを見てるうち、義兄子は良くない言葉をたくさん覚えてしまったらしい。
“まんさん” もその１つ。
ただしそれが “女性を指す、あんまりいい意味じゃない言葉” 以上のことはわからず（そもそも女性器の名称そのものを知らない）、“アホ” とかそのくらいの意味だと思ってたらしい。

そしてそれを言うと母親（義兄嫁さん）が
と怒るので、義兄子はそれが面白かった模様。
で、
と学習していた義兄子は、私の訪問を知って走ってきて思いっきり叫んだ。
たぶん『こらっ！！』くらいで済むと思ってたんだろうね。
…というのがあの日の流れだった。

何年か前にも『コンドーム！！』って意味もわからず叫んで走り回ってた男児を見たことあるし、あの年頃なら『いけません』って言われれば言われるほど言いたくなるもんなんだろう。
義兄嫁さんの気持ちはよくわかったが、美人の義兄嫁さんが無表情に拳を垂直に落とした姿はほんと怖かった。