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俺の家は父と母の3人家族。俺のことは無関心という感じで、何かあると殴られたりしていた。

   

今までにあった修羅場を語れ【その28】
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309: 20/07/19(日)20:45:42 ID:z8.b6.L1
やっと自由になった俺の人生を振り返って書き起こしてみた。
非常に長いが、暇なら読んでくれ。

小学3年の時、通学路に土手があったんだが
その土手を下りたところの河川敷ってのがセイタカアワダチソウがみっちり群生してて
そこに小さな犬がトコトコはいっていくのが見えた。
俺の家は父と母の3人家族なんだが、今でいうネグレクトと言うのか
俺のことは無関心という感じで、そのくせ何かあると殴られたりしていた。
ふたりとも仕事から帰ればお酒ばかり飲んでて、食事なんかはスーパーで買ってきた出来合のおかずを
自分でチンして食べていた。白飯はなかった。(米自体を買っていなかった)
部屋の中がいつも煙草の煙でモクモクしてて、同級生から煙草臭いと嫌われてもいた。
担任の先生が、俺の煙草の臭いを気にして2度ほど自宅を訪ねてきたが
父親に凄まれてからは見てみないフリをされた。まぁ仕方ないかと当時は思っていた。
そんなふうな家庭だったから、いつも学校の帰り道は憂鬱で
犬を見つけた時は、なんか嬉しくて探しに土手を降りて行った。
セイタカアワダチソウをかき分けて探していたら、そのうち方向が全く分からなくなって
そのうちズボッと何かの穴に落ちてしまった。
数日前の雨がまだ残ってて、腰のあたりまで泥だらけになって
穴から出ようとしても滑って出られない。
大声を出しても何の反応もない。
怖くてわーわー泣いていたが、何も起きなくてそのうち泣きつかれてしまった。
そして空の色がだんだん赤くなっていった。
そうこうしていると、木片を見つけた。
その木片をグッとつかんで、ぬかるんだ土にぶっ刺しながら少しずつ少しずつ這い上がり
ようやく穴から出られたんだが、もう薄暗くなってて
他にもこんな穴があって又落ちたらと思うと怖くて動けなかった。
這い上がることに体力を使ったこともあって、そのまま眠ってしまった。
夜中に寒くて何度か目が覚めたけど、とにかく明るくなってからと思ってジッとしてた。
その時に思ったこと。
お父さんもお母さんも僕が帰ってこなくて心配してくれるだろうか。
今頃必シで探してくれているだろうか。


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