【見物】「あーうー、あーえー」

私と元夫は大学時代に同じ研究室だった。
専攻が同じなので進路も当然同じ業界。
この業界は世界が狭い上、大学の派閥があるため離婚後も完全に縁は切れない。

眼科でその病名を告げられたときは愕然としたよ。
すったもんだの末、丸一年かけて離婚した。

しかし元夫は業界内に
と言いふらしてたらしい。
確かに（離婚の大詰め時期に一度だけ）離婚届を置いて出て行ったことはあるから、
と、噂が耳に入ってもスルーしてた。
訂正してまた関わり合いになりたくなかったし、非科学的ではあるが未だに菌の塊に見えるし。




そして離婚後十数年が経ち、もういいおばちゃんな私にも浮いた話が持ち上がった。
わが子がまだ学生なので、結婚する気はまだないし、体の関係もないけど、子供が成人したらお付き合いするかもしれない関係。
相手は同業者。

その彼が私と何度か食事してると聞いて、元夫の知り合いが彼に
と忠告してきたらしく、彼が馬鹿正直に私にそれを言ったので
と言ってコピーを見せた。
ちなみに
ってのは書面にした時点で条項作ってる。
いちいち訂正して回らなかったのは、この条項のおかげで余裕あったからなんだよね。

説明が長くなったけど、上記の余波により、
最初は自分でも嘘だってわかってたんだろうけど（そう思いたい）、十数年のうちに自分でも真実だと思い込んでしまった模様。
元夫が怒鳴りこんできたけど、書面を見せたら思い出したみたいで、青くなって
しか言わなくなった。

元夫が
って言ってきたが、
あなたの知り合いでしょ。