伯母「あんたがろくでもない子供をこさえたんだから、父さんが苦労して癌になった!遺産は取らせない!」
その神経がわからん!その61
https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1601479727/
967: 20/11/16(月)14:34:21 ID:ei.gk.L1
うちの伯母の神経がわからんかった話
うちの母は6人姉妹のうち3人め。まあなかなかの大所帯に生まれた。
中でも上から2番めの伯母Aはすごく勉強も出来て、当時としては珍しく、今で言う総合職として大手に勤めたんだって。
物言いもかなりキツいところがあり、叔母がきっついことを言うと、母含め他の姉妹は「ハイハイ」とスルーしてる感じ。
前置きはここまでで、私が高校生の時、祖父が危篤となり、日本各地に散らばってた親戚が集合することに。
初めて会ういとこも多い中、5番めの叔母Bが小学生の女の子、B子を連れてきているのに気づいた。
その子はいわゆる婚外子。父親は当時50代で、他の女性と結婚していたにも関わらず、「子供が生まれたら結婚しよう」と叔母に嘘をついて生ませ、その後既婚者だと発覚して裁判になるというクズっぷりだったと母からは聞いていた。
Bもかなり高齢での出産だったことで、そんな状況でもB子を心から可愛がってるとも聞いていた。
B子は可愛い女の子で、話してみるとなかなか勉強もできるようだし、私が持っていた松本清張の本を凄いスピードで読むのでびっくりした。
いとこの中でも一番年下だったんで、みんな可愛がっていた。
そうして2週間ほど過ごしたある日、祖父はもう明日くらいが峠…という段階に。
そんななかA、Bが意識も朦朧としている祖父の隣で大喧嘩を始めた。
内容としては、
A「あんたがろくでもない子供をこさえたんだから、父さんが苦労して癌になったんだ!遺産は取らせない!」
B「あんたに関係ないでしょ!父さんはB子に会うと喜んでくれた!」
というもの。
「B子ちゃん、あっち行こう。ジュースのもう!」
と私たちが外に連れ出そうとすると、Aが「待ちなさい!B子ちゃん、いらっしゃい!」
とどなってB子をBの前に引っ張り出し、
「みんなよく聞いて!この子は生まれてこなきゃ良かった子なの!私が何回B子を堕ろせって言ってもこの馬鹿女が聞かなかったのよ!覚えてるわね?
B子ちゃん!あなたここにきてから随分ニコニコしていいご身分だわね!?
生まれてきてごめんなさい、とお祖父様に謝るくらいできないかしら!?
できないわよねー、Bの子供なんてその程度よね!」
叔母達が怒鳴り返したりして、私たち若者がどうしようどうしよう、とあたふたしているとB子がスッと祖父の隣に立って、
「おじいちゃん、ごめんなさい。」
と頭をペコリと下げて、Aに「おばさん、謝ったよ。だからママを怒らないで」
と言ってきた。
完全に意表を突かれたらしく、Aは「はあ?」と返してた。
翌日祖父は亡くなった。意識もなかったし、最後の騒動は知られず済んだと思う。
その後はというと、Aは完全に姉妹の中でも孤立して、母は年賀状などもA以外に送るようになった。
B子はと言うと、大きくなってから話を聞いてみたら「Aが何で私にタヒねと怒ってるのかはわからないが、なんか私が謝ったらひとまずおさまるっぽい」とだけ理解して、何が悪いかわからなかったが謝ったということで、気にもしてなかった。
B子は大学も出て就職もして一人暮らしもしてる。Bは頑張ったんだと思う。
婚外子ということで思うところあるのは分かるが、別に既婚者とわかってた訳ではないのだし、B子を怒鳴る理由がわからなかった。
うちの母は6人姉妹のうち3人め。まあなかなかの大所帯に生まれた。
中でも上から2番めの伯母Aはすごく勉強も出来て、当時としては珍しく、今で言う総合職として大手に勤めたんだって。
物言いもかなりキツいところがあり、叔母がきっついことを言うと、母含め他の姉妹は「ハイハイ」とスルーしてる感じ。
前置きはここまでで、私が高校生の時、祖父が危篤となり、日本各地に散らばってた親戚が集合することに。
初めて会ういとこも多い中、5番めの叔母Bが小学生の女の子、B子を連れてきているのに気づいた。
その子はいわゆる婚外子。父親は当時50代で、他の女性と結婚していたにも関わらず、「子供が生まれたら結婚しよう」と叔母に嘘をついて生ませ、その後既婚者だと発覚して裁判になるというクズっぷりだったと母からは聞いていた。
Bもかなり高齢での出産だったことで、そんな状況でもB子を心から可愛がってるとも聞いていた。
B子は可愛い女の子で、話してみるとなかなか勉強もできるようだし、私が持っていた松本清張の本を凄いスピードで読むのでびっくりした。
いとこの中でも一番年下だったんで、みんな可愛がっていた。
そうして2週間ほど過ごしたある日、祖父はもう明日くらいが峠…という段階に。
そんななかA、Bが意識も朦朧としている祖父の隣で大喧嘩を始めた。
内容としては、
A「あんたがろくでもない子供をこさえたんだから、父さんが苦労して癌になったんだ!遺産は取らせない!」
B「あんたに関係ないでしょ!父さんはB子に会うと喜んでくれた!」
というもの。
「B子ちゃん、あっち行こう。ジュースのもう!」
と私たちが外に連れ出そうとすると、Aが「待ちなさい!B子ちゃん、いらっしゃい!」
とどなってB子をBの前に引っ張り出し、
「みんなよく聞いて!この子は生まれてこなきゃ良かった子なの!私が何回B子を堕ろせって言ってもこの馬鹿女が聞かなかったのよ!覚えてるわね?
B子ちゃん!あなたここにきてから随分ニコニコしていいご身分だわね!?
生まれてきてごめんなさい、とお祖父様に謝るくらいできないかしら!?
できないわよねー、Bの子供なんてその程度よね!」
叔母達が怒鳴り返したりして、私たち若者がどうしようどうしよう、とあたふたしているとB子がスッと祖父の隣に立って、
「おじいちゃん、ごめんなさい。」
と頭をペコリと下げて、Aに「おばさん、謝ったよ。だからママを怒らないで」
と言ってきた。
完全に意表を突かれたらしく、Aは「はあ?」と返してた。
翌日祖父は亡くなった。意識もなかったし、最後の騒動は知られず済んだと思う。
その後はというと、Aは完全に姉妹の中でも孤立して、母は年賀状などもA以外に送るようになった。
B子はと言うと、大きくなってから話を聞いてみたら「Aが何で私にタヒねと怒ってるのかはわからないが、なんか私が謝ったらひとまずおさまるっぽい」とだけ理解して、何が悪いかわからなかったが謝ったということで、気にもしてなかった。
B子は大学も出て就職もして一人暮らしもしてる。Bは頑張ったんだと思う。
婚外子ということで思うところあるのは分かるが、別に既婚者とわかってた訳ではないのだし、B子を怒鳴る理由がわからなかった。
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