「俺とのデートより猫優先すんの?なにそれ。帰らねぇよ。このまま行こう」と言い放った元彼
百年の恋も冷めた瞬間 Open 9年目
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1564912539/
544: 20/02/06(木)22:50:46 ID:k3H
長文失礼します、数年前の話です。
読みづらかったらすみません。
学生時代から社会人2年目まで付き合ってた1つ上の彼氏がいた。
見た目は全然好みじゃなかったんだけど、本の虫だった私はその頃クラスで浮いてて、声かけられて毎日LINEしてたら好きになってしまい交際スタート。
半年経つくらいに、彼友の家の猫が子猫を産んだから1匹引き取って欲しいって言われた。彼は猫好きなのにペット不可のマンションだったから飼えない、戸建ての私の家で飼ってほしい、会いに行った時に2人の子どもみたいに可愛がりたいって言われた。
私も猫が大好きだったから、祖父の反対もあったけど飼育用品や手術代(女の子だった)は自分のバイト代から出すことで納得してもらって、飼うことに。今思うと彼からは1円も貰ってない…。
まぁ何だかんだと飼い始めて3年くらい、社会人1年目のとき、猫が脱走した。
それまでも度々お散歩に出ていたんだけど、その時は2日くらい帰ってこなくて心配になり始めた所だった。
ちょうど休日なので探しに行こうとしていたんだけど、彼がどうしてもデートしたいって迎えに来た。
「前々から予定してたし、チケットも買ってしまったからもったいない」
って。
でも猫が、他の人と行ってきてって家の前で話してたら母が出てきて、私が探しておくからいっておいでと言ってくれた。
後ろ髪引かれながらも、お土産に美味しい猫缶を買ってくることにして彼の車で出発。
片道三時間かかるところに行く予定だったんだけど、出発して1時間くらい経った頃に、電話が鳴った。
母からだ。なんだろう、と思って出ると
「猫ちゃんを見つけた!早く帰ってきた方がいい。」
「え、何かあったの?」
「自分で家まで帰ってきたんだけど、怪我してるのか病気してるのかぐったりしてるのに触ろうとすると変な鳴き声だして怒るの。動物病院に連れてきたけど今日が峠になるかもって…。」
「わかった、ちょっとまってて」
一旦電話を切り、彼に事情説明したら
「俺とのデートより猫優先すんの?なにそれ。帰らねぇよ。いいじゃん。このまま行こう。」
は?この人何言ってるんだろうって思った。
「え、飼いたいって言ったの君だよ?私たち2人の子どもみたいなものだって話をしてたじゃん?」
「(黙り込む)」
「家に帰して。」
「嫌だ」
「じゃあ自分で帰るからここで降ろして。」
「(無言)」
「…じゃあ着いたら新幹線で帰るから。
それでいいでしょ」
「わかったよ。戻ればいいんだろ!一緒に行けないならもういいわ」
折れてくれたのでUターンしてもらって母に連絡。そのまま直接動物病院へ。
約一時間後に到着。猫は治療を終えて、毛布でぐるぐる巻きの状態でぶるぶる震えて高校生の弟に抱っこされてた。
ある程度拭いてもらったみたいだけど、所々泥がついてるし、なんか臭う。もっと早く探してあげてれば、とか、やっぱり出かけるんじゃなかったとか考えてたら、猫が私の方を向いて鳴き出した。
弟と抱っこを代わってもらうと、ゴロゴロ喉を鳴らした。涙が出そうになった。
戻ってくれてありがとうって言おうと思って彼を見ると、すごい顔して、
「うわ、汚ぇ。こっち連れて来なくていいから。あと俺この後パチ行くから。」
あんまりにもびっくりして何にも言えなかった。そのうちに彼は車で走り去って行った。
こんなこと言う人だったのか、とか、動物もののテレビで感動したり、可愛い猫画像とか送りあってたのはなんだったんだと思いつつ、愛情メーターがマイナスに振り切れるのを感じた。
その後、めちゃくちゃ大変だったけど、なんとか別れた。
猫は一命を取り留め、あの頃は標準体型の美猫さんだったけど、以降外出回数が極端に減り、いまは若干肥満気味…。
読みづらかったらすみません。
学生時代から社会人2年目まで付き合ってた1つ上の彼氏がいた。
見た目は全然好みじゃなかったんだけど、本の虫だった私はその頃クラスで浮いてて、声かけられて毎日LINEしてたら好きになってしまい交際スタート。
半年経つくらいに、彼友の家の猫が子猫を産んだから1匹引き取って欲しいって言われた。彼は猫好きなのにペット不可のマンションだったから飼えない、戸建ての私の家で飼ってほしい、会いに行った時に2人の子どもみたいに可愛がりたいって言われた。
私も猫が大好きだったから、祖父の反対もあったけど飼育用品や手術代(女の子だった)は自分のバイト代から出すことで納得してもらって、飼うことに。今思うと彼からは1円も貰ってない…。
まぁ何だかんだと飼い始めて3年くらい、社会人1年目のとき、猫が脱走した。
それまでも度々お散歩に出ていたんだけど、その時は2日くらい帰ってこなくて心配になり始めた所だった。
ちょうど休日なので探しに行こうとしていたんだけど、彼がどうしてもデートしたいって迎えに来た。
「前々から予定してたし、チケットも買ってしまったからもったいない」
って。
でも猫が、他の人と行ってきてって家の前で話してたら母が出てきて、私が探しておくからいっておいでと言ってくれた。
後ろ髪引かれながらも、お土産に美味しい猫缶を買ってくることにして彼の車で出発。
片道三時間かかるところに行く予定だったんだけど、出発して1時間くらい経った頃に、電話が鳴った。
母からだ。なんだろう、と思って出ると
「猫ちゃんを見つけた!早く帰ってきた方がいい。」
「え、何かあったの?」
「自分で家まで帰ってきたんだけど、怪我してるのか病気してるのかぐったりしてるのに触ろうとすると変な鳴き声だして怒るの。動物病院に連れてきたけど今日が峠になるかもって…。」
「わかった、ちょっとまってて」
一旦電話を切り、彼に事情説明したら
「俺とのデートより猫優先すんの?なにそれ。帰らねぇよ。いいじゃん。このまま行こう。」
は?この人何言ってるんだろうって思った。
「え、飼いたいって言ったの君だよ?私たち2人の子どもみたいなものだって話をしてたじゃん?」
「(黙り込む)」
「家に帰して。」
「嫌だ」
「じゃあ自分で帰るからここで降ろして。」
「(無言)」
「…じゃあ着いたら新幹線で帰るから。
それでいいでしょ」
「わかったよ。戻ればいいんだろ!一緒に行けないならもういいわ」
折れてくれたのでUターンしてもらって母に連絡。そのまま直接動物病院へ。
約一時間後に到着。猫は治療を終えて、毛布でぐるぐる巻きの状態でぶるぶる震えて高校生の弟に抱っこされてた。
ある程度拭いてもらったみたいだけど、所々泥がついてるし、なんか臭う。もっと早く探してあげてれば、とか、やっぱり出かけるんじゃなかったとか考えてたら、猫が私の方を向いて鳴き出した。
弟と抱っこを代わってもらうと、ゴロゴロ喉を鳴らした。涙が出そうになった。
戻ってくれてありがとうって言おうと思って彼を見ると、すごい顔して、
「うわ、汚ぇ。こっち連れて来なくていいから。あと俺この後パチ行くから。」
あんまりにもびっくりして何にも言えなかった。そのうちに彼は車で走り去って行った。
こんなこと言う人だったのか、とか、動物もののテレビで感動したり、可愛い猫画像とか送りあってたのはなんだったんだと思いつつ、愛情メーターがマイナスに振り切れるのを感じた。
その後、めちゃくちゃ大変だったけど、なんとか別れた。
猫は一命を取り留め、あの頃は標準体型の美猫さんだったけど、以降外出回数が極端に減り、いまは若干肥満気味…。
続きを読む