学生の間、1人暮らしを許されず暴君の兄と四年間同居させられた

学生の間、一人暮らしを許されず暴君兄と四年間同居させられた（俺は弟）
家賃と学費は親父頼みなので文句も言えず、独立の日を目指してひたすら単位を取りバイトに励んだ。
家事は全部俺。兄貴は気分次第で俺をボコるし、財布から金を抜く。
バイトから帰って、チェーンかけられて締め出されたことも何度か。
だがこのたび無事に就職が決まり、卒業も決まった。
一足先に溜めたバイト代でアパートを借り、兄貴がいないうちに荷物まとめて脱出。
実家からも大学からもまったく縁のない土地に就職した。
親父と兄貴にはウソの就職先を教えといた。
で、現在そのアパートでまったりしてる。

大学の卒業式は、ちょい名残惜しいが出ない予定。万が一にも親父か兄がいたらヤバいし。
家賃と学費は滞りなくもらってたし、育ててもらって経済的に不満はなかったが、兄貴のＤＶの生贄に俺を捧げつづけた親父に未練はない。
母親が自サツしてから兄貴のＤＶは俺に向かい、親父はずっと見て見ぬふりだった。
兄貴は俺がいないと不便なことに気づいたらしく、留守電にギャンギャン罵声が入ってる。
それを聞くのが気持ちいいからしばらく着拒しない予定。
最初のうちは「ころす」とかだったのが、今は「～するなら帰ってきていい」になってる。

ちなみに兄貴は犯罪で逮捕歴がある。示談になったけど。
いつか反旗をひるがえそうと思って兄貴の犯罪履歴の証拠を溜めておいたが、使うかまだ迷い中。
俺というサンドバッグを失った兄貴を社会的にも潰したら、無敵の人化するかもしれないので。
でも完全な安全圏で、弱気になってきた留守電を聞きながら証拠をニヤニヤ見てる今がたまらなく楽しい。