定年目前の父が怪我で入院した。 幸い軽度で、経過さえよければほぼ全快して退院できると医師にいわれた。
今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その12
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1456802685/
264: 名無しさん@おーぷん 2016/07/16(土)23:20:33 ID:Fvs
定年目前の父が怪我で入院した。
幸い軽度で、経過さえよければほぼ全快して退院できると医師にいわれた。
家族(母、私、姉)でお見舞いに行ったとき、父は寝てたんだけど、父の職場の人が数人訪ねてきた。
母と同い年くらい(50代くらい)の女性が泣きながら眠る父に駆け寄り、父の手を取り跪いた。
他の数人(若い人も父くらいの人も男女10人くらいいた)は、母に離婚しろと言う。曰わく
・父と、このAさんは両思いで、深い絆で結ばれている
・やましいことは何もしてない。しかし父に何かあったときに何も出来ないAさんがあまりに不憫である。
定年退職後では、大っぴらに会うことも出来なくなる。
・今日だってAさんはあなた方を気遣って来ることを躊躇っていた。
しかし、ごらんの通り誰よりも父のことを想っているんですよ…等々。
言い返したかったが、母が静かに聞いていたので黙っていた。姉も同じ。
くだらない意地で旦那さんを縛り付けないで下さい…と続けた相手に、母は穏やかに「えぇ、本当にそう思いますわ」と答えた。
泣き叫ばれるとでも思ってたらしい職場の方々が、思わずえっ?と声を出した。
「後生だから別れてくれと言ったって、いい大人が大泣きしながら駄々捏ねて。
こっちも疲れてしまって、娘らも気付いてないし、定年を機に疎遠になってくれればと思ってたんですよ」
母は静かにキレていた。
「それがねぇ…娘にも知れてしまったことですし…。
本当、群れなして突然押し掛けてくるような、こんなに素敵な部下たちに恵まれてて(すっごい、嫌みっぽかった)一体何が不満なんでしょうねぇ」
小首を傾げる母を見ながら群れの中では静かに会議中。話が違う、とかなんとか。
Aさんは想定外の母の態度にポカンとしながら、それでも父の手を離さなかった。
すると母は「せっかくだから本人にはっきり聞いてみましょう」と父を揺り起こした。
緩やかに目覚めようとした父だったが、手を握ってるのがAさんであること、その後ろで母が菩薩のような笑みを浮かべるのを見て目を見開いた。
「ねぇあなた、Aさんてば素敵な方じゃないの。もういい加減一緒になってあげたら?
私には到底及ばない絆で結ばれてるんでしょう?」
見てわかるほどにブルブルと震えて、「違う違う」と泣きながら首を振る父。
ふと父の下半身を見て、何かに気づいた母は
「あら、お小水?私はいない方がいいみたいだから、皆さんにお手伝いしてもらって下さいね。
職場公認の愛人なんて娘に晒して、もう恥ずかしいものなんてないでしょう?」
そう言って、父の下半身をむき出しにして、私たちを促し病室を後にした。
その後、母と私は一時姉の家に居候。
父の退院より早く母は新居(親戚所有の空き家)を見つけて私と引っ越し。
どんなやりとりがあったか教えてくれないが、母はあの日以降一切病院に行くどころか父と会ってない。
本当に離婚「だけ」していない状況で、数年経過。
母は知らない風で語ってたけど、父が浮気をしてるのは私も姉も知ってた。
まさか職場公認で、お花畑な感じだったとは思わなかったけど。
母に聞いても「うん、お父さんと話してるから」
と、はっきり言わなくても察してねって感じだったので、それ以上は聞かなかった。
母に取り繕ってと縋るばかりで母への謝罪も何もない父にはもう興味がないけど
ぞろぞろと個室に押し掛けてきた人々が、どんな展開を希望してて、今どんな心境なのかだけ興味がある。
幸い軽度で、経過さえよければほぼ全快して退院できると医師にいわれた。
家族(母、私、姉)でお見舞いに行ったとき、父は寝てたんだけど、父の職場の人が数人訪ねてきた。
母と同い年くらい(50代くらい)の女性が泣きながら眠る父に駆け寄り、父の手を取り跪いた。
他の数人(若い人も父くらいの人も男女10人くらいいた)は、母に離婚しろと言う。曰わく
・父と、このAさんは両思いで、深い絆で結ばれている
・やましいことは何もしてない。しかし父に何かあったときに何も出来ないAさんがあまりに不憫である。
定年退職後では、大っぴらに会うことも出来なくなる。
・今日だってAさんはあなた方を気遣って来ることを躊躇っていた。
しかし、ごらんの通り誰よりも父のことを想っているんですよ…等々。
言い返したかったが、母が静かに聞いていたので黙っていた。姉も同じ。
くだらない意地で旦那さんを縛り付けないで下さい…と続けた相手に、母は穏やかに「えぇ、本当にそう思いますわ」と答えた。
泣き叫ばれるとでも思ってたらしい職場の方々が、思わずえっ?と声を出した。
「後生だから別れてくれと言ったって、いい大人が大泣きしながら駄々捏ねて。
こっちも疲れてしまって、娘らも気付いてないし、定年を機に疎遠になってくれればと思ってたんですよ」
母は静かにキレていた。
「それがねぇ…娘にも知れてしまったことですし…。
本当、群れなして突然押し掛けてくるような、こんなに素敵な部下たちに恵まれてて(すっごい、嫌みっぽかった)一体何が不満なんでしょうねぇ」
小首を傾げる母を見ながら群れの中では静かに会議中。話が違う、とかなんとか。
Aさんは想定外の母の態度にポカンとしながら、それでも父の手を離さなかった。
すると母は「せっかくだから本人にはっきり聞いてみましょう」と父を揺り起こした。
緩やかに目覚めようとした父だったが、手を握ってるのがAさんであること、その後ろで母が菩薩のような笑みを浮かべるのを見て目を見開いた。
「ねぇあなた、Aさんてば素敵な方じゃないの。もういい加減一緒になってあげたら?
私には到底及ばない絆で結ばれてるんでしょう?」
見てわかるほどにブルブルと震えて、「違う違う」と泣きながら首を振る父。
ふと父の下半身を見て、何かに気づいた母は
「あら、お小水?私はいない方がいいみたいだから、皆さんにお手伝いしてもらって下さいね。
職場公認の愛人なんて娘に晒して、もう恥ずかしいものなんてないでしょう?」
そう言って、父の下半身をむき出しにして、私たちを促し病室を後にした。
その後、母と私は一時姉の家に居候。
父の退院より早く母は新居(親戚所有の空き家)を見つけて私と引っ越し。
どんなやりとりがあったか教えてくれないが、母はあの日以降一切病院に行くどころか父と会ってない。
本当に離婚「だけ」していない状況で、数年経過。
母は知らない風で語ってたけど、父が浮気をしてるのは私も姉も知ってた。
まさか職場公認で、お花畑な感じだったとは思わなかったけど。
母に聞いても「うん、お父さんと話してるから」
と、はっきり言わなくても察してねって感じだったので、それ以上は聞かなかった。
母に取り繕ってと縋るばかりで母への謝罪も何もない父にはもう興味がないけど
ぞろぞろと個室に押し掛けてきた人々が、どんな展開を希望してて、今どんな心境なのかだけ興味がある。
続きを読む