【真性】「これは子供たちの責任ではない、大人が悪い」

担任との話は一部前にどこかで書いた記憶があるので、フェイクは入れない。


中学のときの担任は、ドラマに憧れて教員になったとかいう自称熱血教師だった。
常にジャージで竹刀を持ち歩き、気に入らないことがあれば鉄拳制裁。

前の学校では宿題を忘れた生徒を窓ガラスに思い切り叩きつけ、３日間意識不明の重体にした（自衛隊が近所にあったから分厚い防音ガラスだった）。
その子の親が包丁を持って学校に殴りこんできたのを竹刀で滅多打ちにして病院送り。
どうしてだか表沙汰にはならなくて、その年の春にうちの中学に赴任してきた。
赴任初日にそのことを武勇伝として語ってて、
と思った。

私を含め地味な子は担任を苦手に思ったが、田舎の不良中学生には憧れの存在に見えたらしくて、「先生先生」とついて回るくらいに懐いてた。
不良はわけアリ家庭の子が多くて「家に帰りたくない」と言うので、担任は毎日のように全員を自宅につれて帰って、食事を取らせて風呂に入れて、夜通し話を聞いてやっていた。
と、地味グループは呆れ半分感心半分で遠巻きにしていた。

担任が不良にかまうようになって表向きの非行は減ったものの、校内は相変わらず荒れていて、かえって後ろ盾を得たと感じた不良たちが好き勝手し始めた。
地味グループの子がパシりにされたり、金を取られたり殴られたりした。
担任に訴えたところ、
と何故かこちらが我慢を強いられた。

２年の冬にいじめられてた子が自殺未遂したけど、状況は変わらなかった。
むしろ、その子の机に花が飾られて、処分しようとした自分がタコ殴りにされた。
保健室に運ばれて寝ていたら、隣の職員室から
と熱弁をふるう担任の叫び声が聞こえてきて絶望した。

どうしても地元を離れたくて、両親に頼み込んで遠方の親戚宅から通える高校に進学した。
タコ殴り事件で両親の認識も変わったらしく、すんなり送り出してもらえた。
高校進学以来一度も帰省していないが、それについても容認してもらってる。
成人式にも行かなかったし、同窓会の案内が来ても全部無視した。

数年前に仕事の都合でどうしても地元に行かないといけなくなった。
訪問先の施設（中学のすぐそば）に、当時の担任の奥さんがいることに気がついた。
施設の職員が当時の同級生だったので事情を聞くことができた。

私が高校進学した数年後、担任がつれて帰っていた複数の不良に暴行されて病んだらしい。
もう五十路を超えてるはずなのに、自分のことを暴行当時の年齢（三十代後半）だと思ってた。
担任とは離婚してないけど、やつが見舞いに来たことはないらしい。
女手がなくなった担任宅は荒れ果てて、たちの悪そうな中学生が出入りしているそうだけど、担任はまだ受け入れ続けているそうで、ある意味大したものだなと感心した。

同級生が言うには、担任本人はすでに教職をやめて、ＮＰＯ団体の役員におさまってるとのこと。
みたいなことを講演会で言っているそうで胸糞悪かった。
しかしその頃になると、講演会中に
と叫ぶ集団が現れたり、会場周辺で
と書いたビラを配布する連中がいたりで、徐々に信用を失いつつあったらしい。

と友人に聞いたら、
だと。
多分、当時の地味グループとか、うちの前に勤務してた中学の生徒とかその辺だと思う。

という話が聞こえてきたので書き込み。
講演中に騒いでいた人を殴ったんだってさ。