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【棒】そうですか、としか思わない。

   


353: 名無しさん@おーぷん 2017/06/20(火)18:27:29 ID:SZf
母が五十代の若さで亡くなった。

父は共感能力が非常に低いエネ夫。
自己愛性人格障害の項目を見ると父に9割当てはまる。
祖母は典型的嫁いびり婆。
母は三十代の時、父原因の事故により体が不自由になった。
晩年までずっと後遺症に苦しめられ、母が死んだときは正直言って
「やっと母が苦しみから解放された」
とホッとした。
母の葬儀後、私と兄は即、実家を出た。

家事をする人手がなくなったため、父は祖母を呼び寄せて同居を始めた。
父はいつも祖母を引きあいに出して
「母さん(祖母)は完璧にできた」
と母をなじっていた。
それが本当なのか、嘘なのか、父の中で美化されただけなのかは知らない。




しかし祖母も今や八十代。
昔は完璧だったのかもしれないが、父が望むような家事レベルには達していなかった。
母が生きていた頃は、体が不自由な母を私と兄が手伝っていた。
つまり及ばずながらも3人でやっていたことを、父は八十代の祖母に強要した。
祖母は
「憎い嫁もいなくなって、長男ちゃんと二人っきり」
と浮き浮きやって来たのに家政婦扱いされ大不満。
言い合いの末、父は祖母に暴力をふるうようになった。

……と、叔母から兄にヘルプコールがあったそうだ。
この叔母も父と祖母と一緒になって母をいびってた性格最悪婆。
“金は出さないが口は出す”の典型で、その調子で親戚以外の家の事情にも首を突っ込むので今まで何度も近隣トラブルを起こしている。
そのため叔母夫とは離婚危機にあった。

兄はすみやかに叔母夫へ電話し、
「おたくの奥さんがまた悪い癖を出している」
と報告。
叔母夫はただちに叔母を叱り、離婚届を突きつけた。
叔母は泣いて謝り、我が家の事情から撤退した。

さらに後日、父から兄へ電話があった。
私の連絡先は知られていないが、兄の携帯だけ
「向こうの動向を知るため&完全に断ち切って相手に突撃させないため」
に、知らせてある。
父は兄にさんざん祖母の悪口を行ったあと
「戻ってこい」「いい女見繕ってやるから結婚して一緒に住め」
と。
兄はフンフンと聞いたあと、
「同居して、あんたが老いぼれたらバーさんと同じことしてやるよ」
と言った。
父は意味がわからなかったようで、
「お前にできるもんか」
と怒鳴り出した。
兄は父が理解するまで何度も
「おまえだっていつかは老いぼれる」
「老いぼれたら、お前が今祖母にしているようにしつけてやる」
「お前が祖母を殴るのに使っている棒は大事にとっておけ。将来おれがお前に対して使うからな」

と説明した。
父はようやく意味がわかったようで、30秒ほど黙ってから電話を切ったそうだ。

今、祖母はまともに歩けず、家事ももちろんできないらしい。
叔母は「かわいそう」と言うだけで訪問しない。
父は潔癖症に近い人だったがごみ溜めのような家で暮らしているらしい。
潔癖症の理由だったアトピーが悪化して、手当する人もないので苦しんでいると聞いた。

そうですか、としか思わない。



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