【叩】そこにいたのはおっさん（４２くらいに見える３０歳）

私が最底です。

２４歳のとき、親戚に頼み込まれてお見合いをしたことがある。
って言われて
と思って行ったら、
しかも金持ちの親のすねかじって働いてない。
顔はたれぞうでイメージ検索して出てきた人を、数倍油っこくうざったくした感じ。

おっさん開口一番、
と言ってゲラゲラ笑った。
そして
と言いやがった。
その後もかなりきわどいセクハラ発言をされたけど、脳が不快な記憶をシャットアウトしたためか覚えてない。

そんな散々なお見合いだったのに、親戚は
とか言い出た。
断ったら
とか泣き真似までされた。
そんな親戚にほだされたのか、親も
とか言い出した。
それでブチ切れた。

おっさんの会話から “自分に自信がないから相手に威圧して安心するタイプ” ってのはわかってたから、まずは立場を逆転させることにした。
デート初日から
みたいなことを言いまくった。



泣きそうになったら、褒めたり優しくしたりとアメをあげた。
そのおっさんはどんどん私に心酔するようになった。

そこまできたらおっさんはもう言いなり。
おっさんに命令して近所の山に登らせて頂上からお尻叩き用の木の棒を拾ってこさせた。
会いたいと言われたら、
と言って減量もさせた。

やめるタイミングがつかめなくて、結局それは私に好きな人ができるまで１年くらい続いた。
最後の日におっさんに
って言ったら、おっさん
って言って泣きじゃくってた。
うっかり私も泣きそうになったけど、
“敬語を使わなかったら叩く” って約束破ったしね。


それから１１年。
おっさんは素敵なお嬢さんと結婚してパパになったと聞いた。
近所でも評判の優しい旦那さんらしい。
よかったよかったと思ったけど、ちょっとやりすぎたかなーとも思ってる。