【逃ｹﾞﾛ】「ワワワ～」「ギャー」「あー」「おいー！」

汚い話注意。

体調が悪くてフラフラだったけど、どうしても仕事休めなくて出勤した。
幸い最寄駅発の電車があるので、座って行くことができる。
少しでも体を休めようと、ガンガン痛む頭を抱えて、目をつぶっていた。

しばらくしたら、肩をトントンと叩かれた。
目を上げると、７０歳ぐらいの女の人が立っていた。
で、
と言われた。
「体調が悪いので」と言えば良かったのだろうけど、言葉を発する力もなくて、そのまま目をつぶってしまった。
そうしたら、またトントンと肩を叩かれて、




見ると、電車内は混雑していて、席は空いていない。
周りの人たちは私のほうを、咎めるような視線で見ていた。
お婆さんの隣に立ってる男の人は小声で
と苦笑いしてた。

私はなんだか面倒くさくなって、
と言って立ち上がった。
お婆さんは
と言いつつ、ドヤ顔の笑顔で席に座った。

仕方なくそのままババアの前に、つり革掴んで立っていたんだけど。
カーブのたびに頭がガンガンして、気持ちも悪くなって。

ババアやら周りの人が
とか
とか叫び、隣の男の人に
と怒鳴られた時が修羅場。

直後に駅に着いたのでとっさに途中下車してしまった。
背後で
とか
とか声がしてて怖かった。

よく考えたら、というかよく考えなくても自分じゃなくて周囲にいた人の修羅場だなこれ。