みんなが「芸人」「野球選手」「歌手」「先生」と子供らしい夢を描くなか、公認会計士は浮いていた

息子の参観に行った時のこと。
図工室で将来の夢と親への感謝を書道でしたためるという授業だった。
保護者も子供の隣に座って一緒に書道をする。
が、息子のクラスメイトとその親の会話が恐ろしかった。

「◯◯ちゃんの将来の夢は～？」
「バスガイド！」

「は？バスガイド？あんなの中卒の負け組がする仕事よ。他にないの？」
「じゃあ、ピアノの先生。」

「うちの家音大に行かせるお金ないからね。あんた、音大行ってニートになるの？」
「じゃあ、お母さんになる。」
「生○もまだのくせに。」

「…。パパの仕事なんだっけ？」
「公認会計士！」
「じゃあ、こにんかいけーし。」
「そうよね。パパ大好きだもんね。」

結局、公認会計士と書いていた。
みんなが「芸人」「野球選手」「歌手」「先生」と
子供らしい夢を描くなか、公認会計士は浮いていた。