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【搦】自由に使える小遣いもない

   


42: 名無しさん@おーぷん 2018/05/16(水)03:47:45 ID:sKM
長文です

母子家庭でお金はなかったけど、
(手に職をつけるために学校へ行きたい)
と一念発起。
社会人時代に貯めたお金を全てはたいて専門学校に入学した。
しかし、授業で使う資料や何やらであっという間に本格的な金欠になった。

親に頼るのは申し訳なさすぎて、母の友達が経営する高級クラブでボーイ(といっていいのか、案内や荷物預りなどをする仕事)をした。
基本的に席に座らず、カウンターの中で洗い物や軽いおつまみの提供なんかもやっていた。
本来ならいわゆるホステスをやるところなんだけど、そこの経営者が
「友達の娘を預かったのだから」
と言ってくれた。
当然ホステスよりは給料は安いけど、学校にかかって厳しかったお金はずいぶん楽になった。




そんなある日、田舎の伯父が亡くなり、葬儀に出た。
すると伯母が隣にやって来て
「ねぇ、今◯◯で働いてるんだって?」
とクラブの名前を出してきた。
驚いたが、伯母は小声で
「いいのいいの、おばさんの心におさめておくから」
と言い、ニコニコしながらこう続けた。
「もちろん内緒にしといてあげるからね、だから毎月五万、うーん、三万でもいいから口止め料ちょうだいね」

ビックリしてその場では即答せず、すぐ母(私がクラブで働いてることはもちろん知っている)に報告した。
すると母は劣化のごとく怒り、親戚中に根回しをした。
「母子家庭で苦労させてきたけど、娘は自分の目標のために頑張ってる。夜の店と聞いたらいかがわしく思われるかもしれないがそんなことはない。
翌日の学校に差し支えないように早く帰らせてもらっているし、客層もとても良い。
そうだ!陣中見舞いとしてみんなで飲みに行かないか?」
と。
というわけで私が働いてたクラブに田舎のおじちゃんおばちゃんが大挙して訪れ、
「頑張れよ~偉いぞ~」
と散々励まされ、なかには常連客と意気投合して名刺交換してる伯父なんかもいたりした。

母に伯母を呼ばなかったのかと聞いたら、
「あれはここの敷居をまたげないの」
と言う。
なんでも昔、伯母がここでの飲んで既婚者の男とどうにかなってしまったらしく、経営者を巻き込んでの騒動を起こして、それ以前の発覚していなかった不貞もわんさか白状したそうだ。

ちなみに伯母には15歳下の旦那さんがいるのだが、その騒動以来めちゃくちゃ厳しくなって、伯母が自由に使える小遣いもないんだそう。
(だから私を脅してきたのか…)
と納得。

その後、私は学校を卒業して資格を取った。
部下も数人出来たので、たまにその店に飲みに連れて行っている。

伯母はどうしてるか知らないが、たまに母のところに
「自由がない」
と愚痴の電話が来るそうだ。
なぜ伯母の旦那さんが別れないのかと不思議なのだが、
がんじがらめの生活を送らせることで伯母に復讐してるのだとか…。



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