【膿家の暗部報告スレッド】　より
http://bbs.doorblog.jp/archives/11560271.html

伯父から聞いた話。

今住んでるとこも田舎だけど、伯父（と父）はもっとド田舎に住んでた。
（そこも現在はもう過疎で消滅寸前。）
伯父が子供の頃、まだ結構人が住んでたそのド田舎の集落のある家に嫁さんが来た。
嫁さんは長男を産んだが、すぐ旦那の母に取り上げられた。

子育てよりも畑仕事、夜は乳やりに家事だった嫁さん。
旦那は主に山仕事（林業）に出るようになって畑は嫁さん一人でやるようになり、結局乳が停まって長男はミルクで育てられた。

その家はそのド田舎でも異常な家でコテコテの男尊女卑の長男教。
多かれ少なかれ膿家気質だった近隣の家からも
と評されてた。

嫁さんは次男と長女も産んだが、そっちは嫁さんが育てた。

長男は旦那と旦那の母の溺愛でブクブク太り、かつ野山が遊び場のド田舎なので動けるデブの暴れん坊になった。
さすがに大人の前ではおとなしいが、近所の子供たちは暴力の的になったりしてた。

でもある時長男が頓死した。
心臓発作とのこと。
アダ名が関取の名前だったからさもありなん。

旦那の母はすぐ次男を跡継ぎとしてかわいがろうとしたが、
母親である嫁さんをいびる祖母なぞ敵でしかなかった。
嫁さんの旦那が父親として“躾”のため折檻しようとしたが、
集落の人の執り成しでなんとか解放された。

その後、旦那の母親は離れの小屋に住まわされ死去。
旦那も離れの小屋で生活させられ、母屋は嫁さんと次男・長女で住むようになった。

ある時旦那が首を吊って自殺。
しょっぱい葬式だけ挙げて、嫁さん達は家土地売って引っ越していった。

と思って聞いていたら、伯父が“噂として”追加の話をしてくれた。
曰く、
『旦那の子は長男だけで、次男・長女は恋仲の男性の子だった』『特に次男は恋仲の男性そっくり』
『旦那の母親や旦那の死についても色々噂が流れた』

伯父はそんな噂が普通に家庭の話題になるド田舎が嫌で逃げ出したそうだ。
（父はその後伯父の助けで脱出できた。）

そんな風に嫌な噂が普通に子供の前で語られたり、仮に事実だとして犯罪がそれだけ隠匿されたりすりゃ（一切警察沙汰にはならなかったそうだ）、そりゃそんな膿村は消滅するだろうなと思った。